私たちが一般に思い浮かぶ弁護士というのは、町中に法律事務所を構えて、離婚や遺産相続についての相談を受けたり、また、依頼者の借金の整理をする、などのイメージがあります。そうした弁護士は、町弁と呼ばれる町医者的弁護士です。町弁は、何でも屋さんのように様々な業務をこなします。そして、自分で事務所を構えずに、他人の事務所に就職して働いている弁護士のことを、イソ弁(居候弁護士)と呼びます。また、ほとんど裁判とは関係なく、法廷に立たない弁護士もいます。それが、「企業内弁護士」と「渉外弁護士」です。企業内の弁護士というのは、サラリーマン弁護士のようなものです。企業の総務部などに所属し、法律関係の仕事をしています。それから、渉外弁護士というのは、若くして司法試験に合格した人など、町中の弁護士よりさらにエリートである人たちがなる職種です。仕事は、国際間のビジネス取引をするときに、書類をつくったり、アドバイスを与えたりします。渉外弁護士の仕事は、給料はとても良いのですが、けっこうハードで帰りはいつも終電だったりするため、離職率もだいぶ高いそうです。